2018/09/02

始めた理由が思い出せない...ような楽器

レッスンで皆さんに、カホンを始めたきっかけを伺ったことがあるのですが、その中に『とにかく無性に叩きたくなった。』というのがありました。
「あぁ、そうだ。私もそうだった。」と、自分が始めた頃を思い出す一言でした。

なんだか映画や本のタイトルの様ですが、カホンを始めるきっかけは、ある日突然にやってきます。『ライブやストリート演奏、動画を見てやりたくなった。』『ピアノやギター・オカリナやウクレレをしているうちに、打楽器と合わせてみたくなった。』『ドラムを叩いていて興味を持った。』などなど。生徒さん方のお話も様々で、演奏したい曲があったりリズムトレーニングだったり。中にはダンスの延長や、結婚披露宴で演奏される方もおられます。

前回の記事で、カホンは気軽にリズムを楽しめることでは抜群の楽器と書きましたが、やはり圧倒的に音が出しやすい楽器なんです。経験がない方でも、基本的な2種類の音の出し方を理解すれば、曲に合わせてちゃんと演奏が楽しめます。もちろん、キレのあるリズムを演奏できるようになるには練習が必要になりますが、いえいえ...世の中には、最初は全く音が出ず、何年も何年も経験を積んでも、安定して鳴らすことさえできない、恐ろしい楽器(笑)があります。その点については、カホンはいい意味でぐっと敷居が低い感じです。

音楽に限りませんが、楽器は「やってみたい」と思ったときが始め時なんだろうと思います。ささやかながら、そんなチャンスのお手伝いができますように。





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