2026/10/07

BOSS BD-2 MOD本番

中古で入手した2006年製のBOSS BD-2(Blues Driver)を、いよいよ改造(MOD)していきます。

前回の記事はこちら:【BOSS BD-2 MOD前所感】

改造しようと思ったきっかけは、基板構成やパーツの違いで歪みのニュアンスがどう変わるのか興味があったから。……なのですが、実はもうひとつ切実な理由がありまして。

ライブで電子パーカッションの「HandSonic(ハンドソニック)」を演奏する際、歪みペダルとしてBD-2を使っているのですが、どうも狙った音が出し切れず。特にウドゥ(壺)やタブラの音を薄く歪ませたときの質感が今ひとつしっくりこず、「EQで調整すればいいのでは?」というツッコミが聞こえてきそうですが(苦笑)、改造でここが解消されるなら……と、興味半分・期待半分で踏み切ることにしました。

ちなみに、基板にはBD-2ファンにはおなじみのオペアンプ「M5218」が鎮座していました(今回はそのまま活用!)。

さて、エフェクターの回路に関してはまったくの素人なので、ネット上の先人たちの情報を参考にさせていただきました。

今回手を入れたのは以下の箇所です。

・歪みの質に関係するダイオードの交換

・クリッピング回路の非対称化

・バイパス時の音痩せ解消

・トーンの効き具合の調整

・低音感の調整

・LEDの交換

パーツを色々と付け替えて試した中で、特にクリッピング回路のダイオードとトーン回路の抵抗の交換は、はっきりと変化が感じられました。

試行錯誤の末、クリップ回路のダイオードは「1N4001(1本)」と「1S1588(2本直列)」の組み合わせによる非対称化、トーン回路の抵抗は「47kΩ」に打ち換える形で着地。ほんのり心地よい倍音が足され、気になっていた低域の質感も好みの雰囲気に変化してくれました。

作業完了後、所有している2017年製のノーマルBD-2と各ツマミの位置を揃えて録音・比較してみたところ、劇的とまではいかないものの、波形やスペアナの表示にもMOD前には見られなかった確かな違いが現れました。

とはいえ、一番大切なのは「実戦で使えるかどうか」です。

手元でのチェックではいい感じになりましたが、アンサンブルの中で聴くとまた印象が変わるはず。バンドで鳴らしてみて違和感があれば、ダイオードや抵抗の定数を変えて音を追い直すつもりです(ついでに、ちょっと眩しすぎるLEDの明るさも調整したいところ……)。

まずは一度バンドリハーサルに持ち込んで試してみようと思います。せっかくなので、ギタリストにも踏んでもらって意見を聞いてみたいですね(自分用にチューニングしたので、「ギターだと使いにくい!」と言われてしまうかもしれませんが……笑)。

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【改造前の比較検証はこちら:BOSS BD-2 MOD前所感】

2026/10/02

BOSS BD-2 MOD前所感

2006年製のBOSS BD-2(Blues Driver)を中古で入手しました。目的はモディファイ(改造)です。

元々所有していたBD-2は2017年製で、表面実装(SMD)基板のモデル。一方、今回購入した2006年製はスルーホール基板のモデルです。旧型オーディオインターフェースの改造などでハンダ付けの経験は少しありますが、コンパクトエフェクターの改造は今回が初めて。パーツ交換のしやすさを考えて、スルーホール基板の個体を探して購入しました。

きっかけは、基板構成やパーツの違いによって歪みのニュアンスがどう変わるのか、変わるのならどれほどなのか、興味が湧いたからです。

外観は一見するとほとんど違いがありません。

唯一気になったといえば、ポテンショメーターの軸の形状くらいです。2017年製はツルッとした平軸でしたが、2006年製はギザギザしたタイプになっていました。

裏蓋を開けてみると、中の違いは一目瞭然です。2017年製は基板周りがコンパクトにまとめられており、洗練された印象を受けます。ノイズ面でも有利そうです。

改造に取りかかる前に、まずはオリジナル同士で音の違いがどれくらいあるのか、同時に録音して比較してみました。

録音した波形の見た目には、ほとんど差がありません。

スペクトラムアナライザーで確認すると倍音成分に若干の違いは見られるものの、「誤差の範囲かな?」と感じる程度でした。

実際に出音を比べてみた肌感覚としては、2006年製(スルーホール基板)はバイパス(OFF)時の音抜けが少し甘く、エフェクトONの時は高域の倍音が多めに出ている印象です。

内部バッファ回路の仕様変更や、使用されているコンデンサの材質の違いなどが影響しているのかもしれません。

今回はひとまずツマミをすべて12時に固定して試しただけで、本格的な音作りまではしていません。実際に使うときは好みの音に寄せてセッティングしてしまうため、ONの音だけでどちらが優れているかを決めるのは難しいところです。ただ、バイパス時の音抜けの違いは全体の音作りに影響しそうなので、ノーマル状態の比較では2017年製(SMD版)に軍配が上がるかなと感じました。

とはいえ、エフェクトON時の根幹となる音が双方で大きく違わないのであれば、2006年製を改造する方向性がより明確になりました。改造後の変化も2017年製と比較しやすそうです。

「MOD作業編」へ続きます。

2026/09/25

【イボイボ大全 × 割礼】

 9/23(水・祝)【イボイボ大全 × 割礼】@ 東高円寺 U.F.O.CLUB

あいにくの小雨が降る夜にもかかわらず、ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!

フロアを開けてみれば、なんとオールスタンディング満員御礼!熱気で満たされた最高の一夜になりました。

対バンの【イボイボ大全】は、【2026イボイボ大全² ニ乗のライセンスツアー】ファイナル。体に直接響くようなゴツくて骨太なサウンド、とにかく文句なしにカッコ良かった!ツアー完走、お疲れ様でした。

そして【割礼】にとっても、2か月ぶりのライブ。じっくりと音を鳴らし、フロアと一体になれた感覚で、いい夜になりました。

改めて、集まってくれた皆様、U.F.O.CLUB、そしてイボイボ大全に感謝を!

またライブハウスでお会いしましょう!


●東高円寺 U.F.O.CLUB

https://ufoclub.jp/

2026/09/24

カホンはドラムの代わりになるか?王道フレーズ叩き比べ #10【ダチーチーチー編】

「ドラムのフレーズをカホンでどこまで表現できるか?」を検証してきたこの叩き比べシリーズも、いよいよ今回が最終回です!

ラストを飾る第10回目のテーマは、ドラム界の伝説バーナード・パーディ(Bernard Purdie)で有名な、あのフィルイン…

「ダチーダ ダチーダ ダチーチーチー」です!

まずは動画で、サウンドの違いを確かめてみてください。

◆ドラムとカホンの奏法比較

最終回も、まずはじっくりアプローチの違いを見ていきましょう。

ドラムの奏法: ハイハットのハーフオープン&クローズと、キック&スネアのコンビネーション

カホンの奏法: ハイハットのハーフオープン&クローズ(左手)と、ベース&スラップ(右手)のコンビネーション

……。

お気づきでしょうか。

そうなんです、完全にハイハットが主役のフレーズです(笑)。

これまでの9本では「カホンの打面をどう叩き分けるか」「ヒールキックの応用」など、カホンならではの特異性を熱く語ってきました。

しかし、このフレーズに関しては「カホンだからどうこう」という技術的要素がほぼありません。

たしかに右手は忙しくスラップとベースの三連打をしてますが、もはやこのフレーズの主役はハイハット。

やはり、ハイハットは「ドラムセットたらしめる楽器」といっても過言ではないでしょう。

結論、「カホンはドラムの代わりになる!(ただし、セットアップがカギを握る?!)」

……というオチで締めくくらせていただきます!

◆最後に

これまで全10回のシリーズにお付き合いいただき、本当にありがとうございました!

「カホン1台+シンバル」というコンパクトな環境でも、身体の使い方やストロークの工夫次第で、さまざまなドラムの王道フレーズを熱く表現できることが証明できました。

ぜひ過去の#01〜#09の動画と解説も合わせてチェックしていただき、みなさんのカホンライフの引き出しとして役立ててもらえると嬉しいです!