2018/08/25

知っている人は知っている...らしい楽器

知人に、「カホンを知っていますか?」と尋ねたところ、「なんですか、それ?」とのこと。残念ながら、見たこともないそうです。元々はペルーの民族楽器のカホン、一般のドラムセットと肩を並べるほど大勢の方に認知されるのは、そのちょっとユニークな見た目もあって、まだまだ先のようです。先日もリズムセミナーでピアノの先生に、「演奏が始まるまでは、椅子かと思いました。」という感想をいただいてしまいました。椅子としても立派に使えます(笑)。テレビなどでも比較的目にする機会が少ないカホンは、多くの方にとって、未知の楽器なのかもしれません。

私がカホンを初めて手にしたのは15年前です。それから今日までの間、各メーカーからいろんなモデルが発売され、レッスンやセミナーが開催されるようになり、手作りカホンキットも買えるようになりました。また今年から8月2日は、ペルー政府が『カホンの日』に決めたそうで、カホンが前よりもとても身近になっているのを感じていました。そんなわけで私は、すっかり、カホンがポピュラー楽器の仲間入りを果たしたものと勘違いしていたのでした。
そうでもなかった...反省。

とはいえ、15年前に比べると、カホンを愛好する人の数がずっと増えているのを感じます。先日も親戚から「町内会長さんがカホンをやっているんだって!結構身近なんだね」とメールが届いたので、見ると、町内会長さん開催によるカホンコンサートのチラシでした。良いご趣味をお持ちだなぁと思い、ほっこり嬉しくなりました。

気軽にリズムを楽しめることでは、抜群の楽器カホン。たくさんの方に興味を持っていただけたらと思います。



【スタスタ・カホン塾】