以前テレビの音楽番組にカホン奏者が出たときに、「イスみたいなものを叩いている」とちょっと話題になったことがありました。遠目で見れば本当に、シンプルな木のイスに見えることだろうと思います。
とはいえ普段のままの座り方でカホンを演奏すると、腰や肩にストレスを感じることが多いので、レッスンでは最初に必ず、カホンの座り方からご説明しています。ぜひ注意していただきたいポイントです。☆座り方については、以前の記事をご覧ください。:演奏しやすい姿勢
本体に座って演奏する楽器は、自分の知る限り、カホン以外にありません。子供の頃に先生から、楽器は壊れやすいので大切に扱いなさいと教えられましたし、下積みの時には「お道具」を足で跨ぐだけで叱られることもありました。そんな大切なものにどんと座ってしまい、体重をのせて演奏するなんて、なかなか変わっていますね。
実際に、お子様向けのパーカッション・ワークショップで「カホンはどうして座って叩くんですか」という質問が飛び出したことがあって、子供の自由な発想にびっくりしました。どうしてでしょう...。考えたこともなかった。あせりました。その質問にどう答えたかはさておき(笑)
私はコンガを演奏するときに、カホンをイスがわりにしています。一番長く使っている1台は、自宅のリビングで、そのままイスとして使っています。座り慣れているせいか、なんだかしっくりくるんです。困ったものです。
【スタスタ・カホン塾】