ひとつ目は、愛用してるプチドラム三点セットに“もう1声”足したくて。どうせならタムっぽいニュアンスで、しかも抜けが欲しいと思い、シングルヘッドのアレックス・アクーニャ・タンボリートをチョイス。サブスネアみたいなザクっとしたアタックも出せるし、タムのような余韻もあって面白い!このドラムセット、バランスもいいので、そろそろ何かの本番で使ってみようかな。
ふたつ目は、年代物のコンプレッサー、Spectra Sonics MODEL 610をお借りして録音に投入。これがもう、音の輪郭がグッと前に出てきて、「ヤバっ!」と口に出るくらいのパンチ感。しかも中身のヴィンテージ回路を覗かせてもらえるなんて、音の深みに触れた気がする。
みっつ目は、改造したオーディオインターフェース。ヘッドホン出力のオペアンプも抵抗も電源も、全部モリモリにチューン。理屈の上では某ハイスペック機を超えてるけど、重要なのは叩いた音がどう聴こえるか。改造前の窮屈な鳴りが、スコンと抜けてのびやかに響くようになって、思わずニヤリ。
音に遊ばれた、いい一日でした。