アコースティックライブやカホン演奏のセットアップで大活躍する「小口径シンバル」。
今回は、手持ちの小口径シンバル全11枚を実際に叩き比べ!メーカーが公表するサウンドの特徴と、実際の演奏現場で感じた個人的なリアルな印象を交えて解説していきます。
前編となる今回は、定番スプラッシュからちょっと個性的なエフェクト系まで、10インチばかりを5枚ご紹介します!
まずは動画で、それぞれの音の立ち上がりや響き(サスティン)の違いを聴き比べてみてください。
1. Zildjian / A Zildjian Splash 10"
◆メーカー公表の特徴
明るく素早い立ち上がりと、クリアでブライトな高音域が特徴。世界中のドラマーに愛される「スプラッシュシンバルの絶対的スタンダード」。
★実際に叩いた印象
まさに「ザ・スプラッシュ」という王道のサウンド!高音成分(アタックの抜け)がやや強めなので、アンサンブルの中でも埋もれません。ただ、生音重視のアコースティックなライブだと、少し主張が強すぎて目立ちすぎてしまう場面もあるかもしれません。
(※現在は盤面ロゴデザインが変更されています)
2. SABIAN / HH Splash 10"
◆メーカー公表の特徴
熟練の職人によるハンドハンマリングが生み出す、ウォームで味わい深いトーン。熟成されたダークで柔らかい響きが魅力。
★実際に叩いた印象
こちらも大定番ですが、スプラッシュの割にトーンが落ち着いていてすごく品があります。アタックが刺さりすぎず、カホンの生音にもスッと馴染んでくれるので、アコースティックな現場ではめちゃくちゃ使いやすい1枚です!
(※現在はHHXシリーズ等へモデル移行しています)
3. SABIAN / Max Stax Splash 10"(Mike Portnoy Signature)
◆メーカー公表の特徴
マイク・ポートノイ シグネチャーのスタック(重ね)シンバル用に開発されたモデル。素早いレスポンスと短いサスティン、切れ味の鋭さが特徴。
★実際に叩いた印象
かなり個性的!元々は重ねシンバル用ということもあり、サスティンがキュッと短くタイトな音色です。単体で使うとアクセントとしてかなり強烈なので、楽曲のキメや特定の曲調・場面で使うとすごく効果的にハマります。(※現在廃盤)
4. SABIAN / Max Stax China Kang 10"(Mike Portnoy Signature)
◆メーカー公表の特徴
同じくMax Staxシリーズの小口径チャイナ。鋭いアタック感を持ちながらも、10インチならではのコンパクトなサスティンを実現。
★実際に叩いた印象
こちらも個性派ですが、小口径チャイナの割にはトーンがかなり落ち着いていて扱いやすいです。「チャイナのエフェクト感が欲しいけど、爆音になりすぎるのは困る…」というカホンセットに絶妙にマッチします。(※現在廃盤)
5. K.M.K / Splash 10"
◆メーカー公表の特徴
リーズナブルでありながら、オリジナリティあふれるサウンド。チャイナのようなオリエンタルでトラッシーな響きを併せ持つオリジナルの小口径シンバル。
★実際に叩いた印象
形状は通常のスプラッシュなのに、叩くとまるでチャイナシンバルのようなトラッシー(生々しい)な響きがする面白い1枚!楽曲にちょっとしたスパイスや変化をつけたい場面で、ものすごく効果的に機能してくれます。(※現在廃盤)
◆ 前編のまとめ
10インチの5枚だけでも、定番のブライト系からシックなハンドハンマード、さらにはスタック用やトラッシーなエフェクト系まで、かなりキャラクターが分かれましたね!
☆王道&オールマイティに使いたいなら: SABIAN HH や Zildjian A
☆アクセントとして飛び道具的に使うなら: Max Stax シリーズや K.M.K
次回後編では、11~15インチの小口径シンバルをご紹介します!さらにマニアックで面白いシンバルが登場しますので、お楽しみに!




