マイネルのナノスティック。先端にチップが無く、まるで菜箸のようなルックスのスティックです。メーカーの商品ページには「細かいニュアンスを出したいときや、音量を抑えたいときに最適」とありますが、自分はオリジナルのプチドラムセットとの相性を確かめたくて購入しました。
このプチドラムを叩くときは普段、細めのロッドを使っているので、まずはそれとの違いを録音して比較してみました。(レベルバランスのみで、EQやコンプ等の処理はしていないため、全体の音量は小さめです)
ロッドは音量を抑えるには便利ですが、どうしてもパサパサした質感になりがち。その点、ナノスティックは粒立ちがしっかりと出るのが印象的です。慣れてくれば、ロッドでは難しいバズロールも十分いけそうな手応えがありました。
このときの録音には、ドラム録りの定番SM57と、ボーカルマイクとして知られるTELEFUNKEN M80を使い分けてチェック。SM57はタイトにまとまった音、M80は広がりがあってアタックがくっきりする印象でした。
長さは一般的なスティックよりやや長めで、振ったときの感触も独特。ドラムだけでなく、他の打楽器にも面白くハマりそうなので、これからいろいろ試してみようと思います。