2025/11/27

0dB HyCAAを解像度重視でチューンしてみた

たかじん氏設計のヘッドホンアンプ「0dB HyCAA」。

今回は、解像度方向に振った“モニター寄り HyCAA” を作ってみたくて、各部を調整してみました。

まず、出力抵抗を現行の100Ωから47Ωへ変更。

さらに、真空管カソードバイパスとデカップリング用の電解コンデンサを、アルミ電解から導電性高分子固形電解へアップグレード。

高周波ノイズ対策として、基板裏面からフィルムコンデンサを追加するなど、細部までしっかり手を入れています。

オペアンプは C-amp:OPA1656/V-amp:OPA1688 を採用。

高解像かつ駆動力のある組み合わせで、キレよく爽快。それでいて後味はすっきり自然。まるで「よく冷えた強炭酸の無糖ソーダ」のような質感です。

また、各コンデンサの高さを揃えたくて、出力カップリングを低背タイプにしたところ、真空管の存在感がぐっと増し、見た目のバランスも向上。

視覚的にも無味乾燥なモニター感を出したくて、LEDは電球色から白色に変更しました。

結果として、背景が静かで解像度が高く、輪郭がシャープ。“ワンランク上のオーディオインターフェース級”の質感に仕上がったと感じています。

次はどこを触ろうか…そんな楽しみがまたひとつ増えました。