V-amp:OPA2134 C-amp:MUSES01
しっとり濃密。
派手さはないけれど、深く落ち着く夜向きのバランス。
DACチップにも音の傾向があるそうだけど、さすがに自分の使っているDACチップを交換して試すなんてことはできない。でも、もしその違いを体感できるなら、試してみたいというのが本音だ。
一方で、オーディオインターフェースの電源回路やアナログ回路を触ってみると、明らかに音が変わる。そうなると、DACチップそのものよりも、回路構成に注目したほうが楽しそうだと感じている。
嗜好品というのは、クオリティが上がったときは気づきにくいのに、下がったときはすぐ分かるものだ。食べ物や身につけるものと同じように扱うのは少し強引かもしれないけれど、オペアンプをその日の気分で付け替えて聴いてみると、「あれ?なんだか物足りない…」と感じる組み合わせが確かにある。
もちろん、低品質のオペアンプを使っているわけではないので、音質が下がったというのとも違う。ただ、どうやら自分の好みに合う“音の組み合わせ”は存在していて、それを探す楽しさがあるのだと思う。
