2021/03/10

青竹製バリンビン

 竹でできたフィリピンの民族楽器バリンビンを、知人にお願いして作ってもらいました。現地で扱っているような竹は手に入りにくいので、足裏マッサージでお馴染みの青竹製です。乾燥が進むと鳴り具合が変わってくるそうなので、ナンバーリングしてその変化を検証してみることにしました。乾燥に伴って割れが過剰に進まないように、念のため結束バンドで締め上げておきました。

乾燥1日目。
どれもまだ青々とした状態です。どれも鳴り具合がパッとしない中、比較的6番がバリンビンっぽい響きでした。

乾燥8日目。
徐々に青みが取れてきました。乾燥1日目にはほとんど響かなかった3番がよく鳴るようになりました。一方、割れが急に進んで全く鳴らないものも出てきました。


乾燥15日目。
ほとんど青みが取れてきました。割れ部分の微調整のため、締め上げていた結束バンドを外してゴムバンドに付け替えた処、それぞれの鳴り具合に個性が出てきました。

 

乾燥22日目。
完全に青みが取れましたが、乾燥が進んだことで割りも進んでしまい、響きが悪くなったものも出てきました。

 

約1か月乾燥させた仕上がりの結果です。
私見ではありますが、音量の大きさとトーンの伸びとのバランスの良さから、6番、2番、、3番、、1番、6番、7番、8番、5番の順となりました。


乾燥に伴う割れの進み具合が観察できて面白かったです。上位の6番と2番の二本はレコーディング等で使ってみたいと思います。