オーディオインターフェースに、本気で手を入れてみました。
きっかけは、ジャンク品として手に入れた一台。元々ヘッドホン出力が少し物足りなく感じていたので、思い切って回路の要所に手を加えることにしました。
まず手をつけたのは、ヘッドホンアウト直下とボリューム直下のオペアンプ。どちらもプロ用機器で採用される高性能なモデルに換装し、出力は理論上6mW/chから約45mW/chへと約7倍にブースト。これまでボリュームを半分以上回さないと物足りなかったのが、今では1/4もあればしっかりと鳴ってくれるようになりました。あくまで計算値ではありますが、実際の音にもパワー感があり、手応えは上々です。
続いて、ラインアウト直下のオペアンプも高音質なものに交換。ただし、こちらはスピーカーやモニター環境による影響が大きいため、ヘッドホン出力ほど劇的な変化とは言えないかもしれません。
それでも、無音時にボリュームを全開にしてもノイズがほとんど感じられないのは驚きでした。音量を上げても気兼ねがなく、これがまた、たまらなく気持ちいい。
見た目にもこだわり、ツマミ類はすべてメタリック素材に変更。指先が触れた瞬間から、「これはいい音が出そうだ」と感じさせてくれる佇まいに。
短期間でここまで遊び尽くせたのは、YouTubeとAIという、現代ならではの強力な相棒があったからこそ。
いやはや、今の時代、ほんとうに面白いものです。